自分の身は自分で守るしかない。残業月100時間の長時間労働の現実。
先日、政府の働き方改革の一つとして
残業時間の上限規制が月100時間未満として
労使間で合意されました。
残業月100時間を実際していた自分としては
どう改革されるだろうと思い注目してましたが、
まさか過労死認定ラインの残業月100時間を上限にするとは
びっくりしてます。
電通の過労死問題があっても変わらないんですね結局。
今回は自分も残業月100時間の長時間労働の経験をしてきて
思うところを書こうかな思います。
残業月100時間の長時間労働の現実
《長時間労働をこのまま続けたら死ぬかもしれない!》
自分は10数年勤めていた会社を昨年で辞め、
今年から新しい会社で働いています。
辞めた一番の理由は残業月100時間による長時間労働を
このまま続けたら死ぬかもしれない!
と危機を感じたからなんですよ。
なぜ危機感を感じたのか一番のきっかけは
ある日朝早く出勤したら徹夜していた人が倒れていたんですよね。
意識はありましたがヤバそうだったので救急車を呼びました。
しかしビビりました。
死んでるんじゃないかと思って。
生きてて良かったです。
結局その人は5日ほど入院しまして
過労や体調不良なんかが原因だったようです。
その人も残業月100時間以上していました。
こんなことを目の当たりにしたらそりゃ危機を感じますよ。
自分も同じ目に合うんじゃないかって。
自分の働いてる業界は徹夜や長時間労働は
日常化している会社もまだ多いんですよね。
自分も夜中2,3時までとか朝までとか多々ありましたので
自分もいつかそうなるかもと怖くなりましたね。
電通の過労死問題もありましたしね。
そんなこともあり会社を辞めました。
《会社の労務管理と長時間労働の日常化》
以前いた会社は労務管理を全くしてなかったです。
タイムカードがないから勤務管理もされておらず
会社は誰が何時間働いてるかもわからないし
上司も全然把握してなかったです。
そして残業代はなかったので給料は毎回一律でした。
それが普通の状態になっていたんです。
しかし1年前にハローワークから勤務管理のことを
指摘され勤務時間の記録を始めました。
タイムカードではなく手書きでの記録です。
しかし残業月100時間をの勤務記録が認めらる訳もなく
会社が勤務時間の改ざんを始めたんですよね。
実際の勤務記録を月の締め日に会社に提出すると
改ざんされた勤務記録が戻ってきます。
そして改ざんされた勤務記録にサインさせられましたね。
さすがにこれは会社に言いましたね。
これはどういうことだと。
おかしいんじゃないかと。
そしたらそのうちタイムカードもつけて
働き方の改革するからそれまで協力してくれと言われました。
が結局1年経っても何も変わらずでした。。
まあすでに辞める決意をし就職活動してましたので
渋々従ってましたがめちゃくちゃでしたね。
そんな労務管理を全くしない会社では
ほぼみんなが残業月100時間くらいしてました。
長時間労働が日常化してましたね。
22,23時になっても仕事が入ってきても
やらないといけなくなる異常な状態でした。
こんな感じが何年も続くとこの状況が標準になってきて
21時や22時に終わっても早く終わったと錯覚を起こすんですよね。
もう感覚がおかしくなってました。
だけど体と心は正直でだんだん悲鳴を上げてきます。
謎の頭痛やストレス、食生活の乱れ等いろいろなことが出てきましたね。
自分の場合このストレスをギャンブルで解消してた面もあり
このブログのタイトルのようなことになってしまうという
最悪のことにもなりましたしね。
長時間労働の日常化というのは怖いです。
体を壊したり、残業過多によるストレス、最終的には過労死などで
命を絶つなんて悲しすぎますよね。
《まだまだ変わりそうにない働き方。自分の身は自分で守るしかない》
日本は長く働けば優秀だみたいな風潮が未だにありますが、
長時間労働なんてどんどん集中力を削ぎ効率を悪くするだけで
生産性を下げるだけです。
それは今まで残業を多くしてきた中ですごい感じますね。
しかし先日、政府の働き方改革の一つとして
残業時間の上限規制が労使間で合意されました。
残業時間の上限規制は月45時間を基本とし、
この時間を超える場合は年720時間を上限とする。
さらに年720時間の枠内で「1カ月100時間」
「2~6カ月平均80時間」の上限を設ける。
ということが決まりました。
率直な感想としては改悪じゃないかという感じがしますね。
過労死ラインの残業月100時間を上限にするなんて
過労死しろって言ってるようなもんだと思うのは自分だけでしょうか。
またこの上限を守らせるために罰則を設けると言ってますが
罰則とかないようなもっと根底からの改革をしてほしいです。
まあ何か少しでも変わるといいですが。
結局は自分が思うに法律があまり機能してない状況においては
会社の労務管理の問題は経営者の考え方ひとつになってくると思います。
労務管理を何も考えない経営者は自分の以前の会社のようになりますしね。
そうなると自分の身は自分が守るしかないのかなと。
そして働く側も主張しないとダメかなと思います。
自分の場合はタイムカードがないのはおかしいとか
残業多過ぎるだとかもっと言うべきだったかなと思います。
それが自分の身を守るということにもなるのかなと。
しかしその環境にいるとそれが普通になってしまい
なかなか言えない現状もあるので難しいなと思いますが。。
だけど長時間労働は体にも心にも良くないと思うので
本当に長時間労働が辛い人は会社が改善しないのであれば
何とか転職して会社をかえるしかないと思います。
自分ももう40代で転職を諦めかけていた部分があったのですが
こんなの定年まで無理だと思い、
また会社も信用できなくなっていたので
やるしかないと
転職厳しかったですが
8か月くらいかけてなんとか転職できました。
今は労務管理もちゃんとしてる会社なので
体力的にも精神的にも以前と全然違います。
長時間労働地獄から脱出できて本当良かった思いますね。
まとめ
以上自分の残業の経験を長時間労働の現実として思うことを
書きましたが、自分以上に過酷な方もたくさんいると思います。
事情はいろいろあると思いますが、
辛いと感じてる方は早くその状況から脱出してほしいと思います。
やはり体と心が健康でないと良い生活が送れないと思いますので。
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